株式会社Zeppyの井村俊哉さんの経歴

社長

エンターテインメント業界で成功を収めた異色のキャリアパスを歩んだ、株式会社Zeppyの井村俊哉さん。彼が辿ってきた軌跡には、才能や情熱だけでなく、様々な苦難や挫折もあったといいます。井村さんの経歴を振り返りつつ、彼の魅力をご紹介していきます。

井村俊哉さんの芸人としての経歴

彼の経歴は、芸人で活躍していた時期と、芸人を辞めてから投資家として活躍してきた時期とに分けて紹介されることが多いようです。井村さんは、水戸市立第四中学校、茨城県立緑岡高等学校を卒業し、群馬大学工学部機械システム工学科入学、2006年に群馬大学工学部機械システム工学科を卒業します。

卒業後は、就職ではなく、スクールJCAという養成学校に入学しました。スクールJCAは、人力舎が運営している養成所で、関東エリア初のお笑い養成所としても有名でした。アンジャッシュや東京03、ドランクドラゴン、三四郎、岡野陽一、ゲーム芸人のフジタ、ダンディ坂野など、有名な芸人を何人も排出している実力派の養成所です。

井村俊哉さんは、このスクールJCAの16期・17期生として通っていました。アルバイトで生活費を稼ぎながら、2009年に、プロダクション人力舎所属のお笑いトリオ「ザ・フライ」としてデビューしました。2011年のキングオブコントでは準決勝まで進出し話題となります。2016年には、ザ・フライからシンブンと改名し活躍を続けていましたが、2017年6月にシンブンは解散してしまいます。シンブンの解散を機に、井村さんは、芸人をきっぱりと引退し、短かった芸人人生に幕を閉じます。

投資家としての経歴

井村俊哉さんは、芸人を辞めてからは、投資家として活躍することになります。井村さんは、ザ・フライとして活躍し、キングオブコントで準決勝まで進出した時には、すでに株式投資に本格的にチャレンジしていました。色々な個性を持つ芸人業界の中で、投資で生計を立てる芸人としてのポジションは、これまでにない新しい物として注目を集めます。

井村さんは、MONEY PLUSというWebサイトで連載をするなど、他の芸人さんがいない場所での活躍を開始します。シンブンと改名したのも、他の芸人さんが取り扱わないであろう政治や経済などの社会揉んだをテーマとしたコントを作ろうという意気込みからでした。実際に、井村さんは、芸人活動と並行しながら、2011年から本格的に株式投資にチャレンジし、2021年までに総利益10億円を達成するなど、破格な活躍をみせます。

株式会社Zeppyの企業

投資家としての才能を開花させる中で、2019年には、当時、最も勢いのあるコンテンツだったYouTuberをマネジメントする株式会社Zeppyを起業します。株式会社Zeppyは、投資家インフルエンサーのメディア出演のサポートをはじめ、各種講演事業などを提供している会社です。また、IR支援事業や株式投資専門のYouTubeチャンネルの運営など、敬遠されがちな投資というジャンルを、多くの方に浸透させるための事業を展開する企業となっています。

個人での活躍も著しく、2021年には9億円で三井松島ホールディングスを5%超保有し、一躍時の人となりました。2022年には、通算運用益が50億円を突破するなど、日本でもトップクラスの投資家として活躍しています。また、中小企業診断士の資格を活かし、様々な企業の相談にも応じています。日本は、長らく続く不況に苦しんでいる状況です。井村さんは、困難な日本経済を好転させるべく、これからも尽力してくれるでしょう。