株式会社VAZの谷鉄也氏の経歴とは

社長

株式会社VAZは、映像制作やコンテンツマーケティングなど多岐にわたる事業を手掛け、業界内でも注目を集めているYouTuberプロダクション企業です。その中心人物として、谷鉄也さんが挙げられます。彼は、株式会社VAZの共同設立者であり、同社の代表取締役でもあります。今回は、谷氏の経歴を紐解き、どのようにして彼が映像制作の世界に飛び込み、そして自身の会社を立ち上げたのかをお伝えします。彼の成功の秘訣を垣間見ることができるかもしれません。

谷鉄也さんの経歴

谷鉄也さんの経歴を簡単にですがご紹介していきます。谷さんは、1994年に青山学院大学を卒業します。卒業後は、外資系広告会社のI&S BBDOに入社します。I&S BBDOを退職後、2001年9月に株式会社東通信に入社します。株式会社東通信は、光回線工事やWi-Fi工事をはじめとした光回線工事やWi-Fi工事などのインターネット工事、電気通信工事を手掛けている会社です。2005年9月に株式会社東通信取締役執行役員、2013年9月に株式会社東通信の代表取締役社長と順調にキャリアを形成していきます。

2015の年3月に、新東通信から出向という形で共同ピーアール株式会社の取締役に抜擢されます。共同ピーアール株式会社は、企業広報をメインに行う日本の独立系最大のPR会社です。2015年8月には、共同ピーアール株式会社の代表取締役社長になります。また、同時期に、出向元でもある株式会社東通信の取締役にもなり、二つの企業の運営に尽力することとなりました。

谷鉄也さんと森泰輝さんの出会い

谷さんの経歴には続きがあります。谷さんは、共同ピーアール株式会社の事業を行うにあたって、ローカルインフルエンサーを集めたいと思っていました。その時に、紹介されたのが、全代表取締役を務めていた森泰輝さんだったのです。

今でこそ順風満帆な経営を続けている株式会社VAZですが、谷さんが森泰輝さんと出会った当初は、赤字続きの苦しい会社経営を行っていたようです。2018年に、谷さんが個人での出資を実施します。これは、森泰輝さんから直接最後の資金調達時に出資を依頼されたこと、そして、人材ビジネスへの参入計画も評価したことから出資を決意したといった経緯があるようです。

2020年には、共同ピーアール株式会社と株式会社東通信のどちらの会社も介さず、谷さん個人で買収します。この買収には、2018年に行った出資によって、大株主になっていた谷さんが、トラブル続きで、赤字状態な経営状態を心配していた事や、森社長から力を貸して欲しいと支援を求められたことがきっかけとなり、決断したようです。2020年10月には、同社の全株式を譲受し、取締役会長に就任しました。現在は、谷さんの活躍もあり、2022年に初めて黒字になりました。

株式会社VAZの強み

同社は、UUUMと同じく動画投稿サイトを主戦場としている会社です。UUUMほど規模は大きくありませんが、星乃夢奈さんや、Popteen専属モデルとしても活躍中のさくらさん、筋肉系YouTuberのぷろたんなど、様々なメディアで活躍するインフルエンサーが多く所属しているプロダクションです。

現在は、YouTuberが所属事務所を退職するケースが増えてきています。これは、最大手のUUUMでも避けられない状況です。しかし、同社は、YouTuberだけにコンテンツ造りを押し付けるのではなく、スタッフとYouTuberが二人三脚で生み出すことのできるコンテンツ造りを大事にしていますので、離職率は業界でもトップクラスに低い状況です。YouTuber事務所は、これからどのように変化していくかわかりませんが、同社と谷さんでしたら、どんな困難があったとしても、しっかりと前進していけると思います。