YouTuberマネジメント企業「UUUM」の経営陣として知られる梅景匡之氏。彼は、日本のインフルエンサーマーケティング業界を牽引する人物の一人です。数多くのYouTuberを成功へと導いた手腕を持ち、日本のエンターテインメント業界に革新をもたらしています。今回は、彼の経歴を掘り下げ、彼がどのようにしてYouTuberマネジメントの世界に足を踏み入れたのかをご紹介します。
UUUMの代表梅景匡之さんの経歴
UUUMの代表である梅景匡之氏の経歴は以下の通りです。
梅景氏は1978年生まれの45歳。大学を卒業後、2001年3月に株式会社NEXSに入社しました。株式会社NEXSは、佐賀でIT系のシステム開発やWebアプリケーションなどの開発をしている佐賀大学発のベンチャー企業です。その後、2007年10月には株式会社光通信に入社します。
株式会社光通信は、情報通信業のホールディングカンパニーとして活躍している会社です。梅景匡之さんは、直営店200店舗以上の責任者を務めあげ、その活躍が評価されました。入社して2年半後の2010年4月には統括部長となります。その後、グループ会社取締役に就任しました。その後、新たな分野に挑戦してみたいという思いから、2014年7月にはUUUM株式会社します。現在は代表取締役社長執行役員として活躍しています。
UUUM株式会社とは
日本のYouTuberマネジメント企業、YouTuber関係のレコード会社、レーベル、YouTuber事務所を請け負っている会社です。2013年に鎌田和樹さんが、国内のトップYouTuberとなったHIKAKINさんと出会ったのをきっかけに設立された会社です。設立当初は、YouTuberの動画を利用したオンライン販売事業を目的として設立された会社で、今のような手広くサービスを展開しているわけではありませんでした。
設立には、HIKAKINさんをはじめ、国内のYouTuberが抱えていた「企業との商談の進め方が分からない」といった悩みを解決したいという思いからチャレンジしたそうです。同社の個性的な社名は、色々な候補がありましたが、どれもしっくりとこなかったため、困っていたところ、「うーむ」と考えていた際に、「うーむっていいね」となって社名に採用したようです。2017年の8月30日には、東京証券取引所マザーズ市場に上場するなど、大きな影響力を持つ企業へと成長を遂げました。
所属アーティスト
同社に所属しているYoutuberは、400人以上となっています。これは国内最大規模となっています。なぜ、ここまで多くのYoutuberが、同社に所属しているのかというと、同社の行き届いたサポート体制に魅力を感じているからです。YouTuberは、YouTubeの再生回数に応じて収益を得ることで生計を立てています。また、再生回数だけでなく、企業とのタイアップ、そして各種イベントへの出演なども、大きな収入源となっています。また、それ以外にも活躍の場が広がり、動画を作成して投稿していればOKという時代ではなくなってきているのです。
お金の関わる契約などは、非常にセンシティブであり、専門的な知識が必要となります。今のように情報が確立していなかった時代には、Youtuberが企業との契約において、様々なトラブルに見舞われることがありました。同社は、Youtuberと企業の間に入り、条件の交渉や金銭面の確認、Youtuberに不利益のない契約であるかなど、しっかりと確認した上て提案しています。また、企業側も、間に信頼できる企業が入ってくれることで、よりスムーズに契約できるといったメリットがあります。面倒な事務的な業務を、一手に引き受けてくれる同社のサポート体制は、Youtuberにとってとてもありがたい物なのです。